「まめ日記」2

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投稿日:2020年2月21日

10周年の節目に、新たなポジションへ

みなさんこんにちは。煎りたてハマ珈琲のハマです。

 

ハマ珈琲のことをあまりよく知らないという人も多いと思いますので、ちょっと自己紹介をします。

 

煎りたてハマ珈琲が開業したのは、2010年6月13日。

おかげさまでもうすぐ開業10周年となります。

煎りたてハマ珈琲があるこの場所は、もともと祖父が経営していたタバコ屋 兼駄菓子屋 兼住居だった場所です。

祖父がやっていたタバコ屋時代の什器類や、一部居住スペースとしてバリアフリーの改装がされていたところがそのままだったのでそれらを解体するところからのスタートでした。

 

この記事を書いているのは2020年2月21日ですが、10年前の今日ぐらいはハマ珈琲があるこの建物はまだリノベーション工事中で、おそらく板や塗料があちこちに積まれているような状態で、壁とか床とかの工事をしていたんじゃないかなと思います。

なので店としてのカタチには全然なっていませんでした。

 

もともと何でも自分でするのが好きだったので、解体もリノベーションもほとんど専門業者には任さず、自分たちで作っていったお店です。

そんな煎りたてハマ珈琲が、もうすぐ開業10周年となるわけです。

 

珈琲は独学で!とにかく毎日焙煎しまくる日々

 

お店をするまでの僕は一体何をしていたかと言うと、陸上自衛官でした。18歳のときに陸上自衛隊に入隊し自衛官として9年間勤務していました。

 

その間、焙烙(ホウロク)で珈琲の焙煎を体験したことがきっかけで珈琲の道にハマり、独学で珈琲の勉強をしました。

焙煎技術に関しても情報があまりなかったので、とにかく自分なりに仮説をたてて毎日焙煎をしまくり、自分で飲んだり同僚に振舞ったりていろいろな人の反応を見たりして検証を繰り返していました。その期間がだいたい4年半ぐらいです。

約4年半の間、ほぼ毎日珈琲の焙煎をしていました。

 

なんでそんなに焙煎したかというと、

やっぱり数をこなしたかったからと言うのが一番だったのですが、

さすがに毎日焙煎すると豆が余ってしまいますので自分が淹れるついでに同じ部屋の先輩の分も一緒に淹れたり、

自分が当直に着いたときには頼まれてもしないけど中隊長や上級曹長の分とかも淹れたりして、

ひたすら色んな人に飲んでもらっていました。

途中からは自分から持っていかなくても色んな人から

「ハマ、珈琲淹れてー」と声がかかるようになっていたので、

少なくとも当時僕がいた部隊では『珈琲といえば、ハマ』というのが

定着していたように思います。

気づけば狭い組織の中でそういうポジションを自分で作っていたわけです。

 

そして、おそらくこの頃に珈琲の“焙煎”や“抽出”における理論や概念が自分の中で形成されていった気がします。

そして、焙煎に必要な機具も自分で作れるんじゃないか?と思った僕は、

これも独学で機械の設計を学び、製図して鉄工所に持ち込み部品の製作依頼をしました。

 

しかし、何の実績もコネもない僕は、はじめての所はほとんど断られました。

なので仕方なく「自分で作ろう」と思い、ホームセンターや板金屋さんからアングルやステンの板を購入し、手で切ったり曲げたりして小さい焙煎機をつくりました。

 

生豆で250gぐらいが焙煎できる焙煎機(いわゆるサンプルロースターというもの)です。

はじめて焙煎したときの感想としては、それはもう、とにかく感動です!

煎れた!焼けた!これならいける!絶対いける!すげー!

と思いました。(その後、改良や改善は常にし続けてることになるのですが)

 

その結果「これをシャバの人たちに広めよう!そしたらビジネスになる!」という結論に至ったわけです。(自衛隊の駐屯地の外の世界のことをシャバと呼んでた)

そして、開業前にはアイスコーヒーを作るときに珈琲を急速冷却させる器具もつくりました。

ですので、言ってみれば私の珈琲哲学や焙煎理論、更には使用する器具や店そのものまでも本当にほとんどが独学で作っていったわけです。

 

『珈琲は鮮度が命!』

 

「お店をひらくのが夢」なんてよく言われたりしますが、開業すること自体はまったく難しいことではありません。

場所があって商品や器具などモノを用意して、保健所や税務署へ書類を提出して、

事務的な作業が済めば晴れて開業!ということですが、

その後どのように事業を育てていくのかが非常に重要なわけです。

 

私は開業することが目的ではありませんでした。

あくまでもお店をするのは手段としてであって、私は珈琲で世界を変えたいと思っていました。

開業して何を訴えるか、そして何を与えられるか。それが重要なのです。

 

私は『珈琲は鮮度が命!』これを掲げて起業したわけですが、初めの頃はほとんどの人には響きませんでした。

なぜなら、普通の人は市販のコーヒーが鮮度が落ちたものだと思っている人はほとんどいなくて、

とくに問題視していなかったのです。

 

「焙煎後の鮮度がとにかく大事なんですよ!」と言っても、そんなことよりも「モーニングはないの」とか「ミルクほしい」とか「紅茶ないの?」とか、ないものばかり要求されるような感じでした。

 

僕としては「そんなどこにでもあるようなモノは他所で頼めよ」とか思いながら、

独学で得たスキルと独自の価値観は、一般のコーヒー消費者へなかなか伝わりませんでした。

 

そういうことで、元自衛官から珈琲業界というハタケ違いなビジネスにいきなり飛び込んだ僕は、

はじめは空回りの連続でまったくうまくいきませんでした。

 

でも「自分はこれを伝えるために起業したんや」と、

「そういうことをちゃんと伝えていかなあかんのや」と思って、

新聞折込チラシを作ったり実際ポスティングをしたり、

ブログやツイッターを使ったりして少しずつメッセージを発信することにしました。

 

そしたら、僕の発言に興味をもって聞いてくれる人がちらほら集まってくるようになりました。

ちなみに、殆どはネットからの流入で紙媒体からの誘導はほとんどありませんでした。

正直、新聞折込はすごいお金かけましたし、

ポスティングは店の営業が終わってから何時間もかけて毎日回ったりしましたのでかなり大変でしたが、

どちらもほぼ効果ゼロでした。

ただ、その労力は無駄だったかというと決してそうではなくて、

初期段階でそういうデータがわかっただけでもかなり良かったと思いました。

 

あぜなら、うちのビジネスモデルは『半径2km以内の一般的な価値観の人たち(いわゆる大衆層)ではない』ということがはっきりとわかったからです。

そして、それがわかった後に僕が何をしたかと言うと、珈琲教室の開催と、豆の販売に力を入れました。

『自分のお客さんは自分で育てる!』それしかない。と

 

ただ、その時使っていた小さい焙煎機では豆販売の主力機としては弱すぎると思い、

ある程度の大きさの使い勝手がいい焙煎機を作ることにしました。

はじめの目標は1kgクラスの焙煎機。

1回で1kg焙煎できれば、喫茶営業の傍ら豆の販売をするのにちょうどいいサイズと思ったからです。

それからお客さんがいないときは焙煎機の図面を書き、少しずつ部品を作ってもらってなんとか1台目ができました。

 

はじめは自分一人分を稼ぐのに必死でしたが、それでも何とかアルバイトを雇い徐々に成長させていきました。

起業から3年目に法人化し、現在は毎月売上も安定するまでに成長しました。

今年は開業10周年となる節目の年ですが、そんな2020年2月に新たなブログを開設することにしました。

 

なぜいま?

 

これは話すと長いのですが、

一言でいうと時間ができてきたからです。

なぜ時間ができたかというと、8年以上続けてきた珈琲教室を昨年6月以降休止しているのが一番大きいですね。

 

これで毎週10時間以上の時間がフリーになりましたので、

それで何か新しいことを始めようと思ってYouTubeでの動画投稿をはじめました。

 

このブログはそのYouTubeの動画の内容を補完するような位置づけになるのではないかと思います。

また、動画よりもテキストの方が伝えやすいことはこのブログに書いていこうと思います。

 

あと、個人的にも今年から”ブログで稼ぐ”ということに挑戦していこうと思いまして新たに始めることにしました。

 

まめ日記は?

 

以前、エキサイトブログで「煎りたてハマ珈琲『まめ日記』」というブログを書いていました。

これは2010年からはじめたんですが、本当に日記のような感覚で書いていたので、

全然誰の役にも立っていないような記事ばかりでした。

 

なのでさすがに閲覧者も伸びず、私も他に優先度が高いことがあればブログの投稿もせずに、だんだん放置するようになってしまっていました。

 

あとエキサイトブログは、はじめは広告がなくてすっきりとシンプルなデザインが好きだったのですが、途中から他社の広告が勝手に貼られるようになりました。

 

でもそのブログ記事を書いている私には広告主から1円も入ってこないというシステムだったので、

「せっかくなら自社ブログを作ってしっかりと稼げるようになろう!」ということで、新たにブログを作ったということです。

ですので、今までの『まめ日記』は今後更新することはないんじゃないかと思います。

 

インプットが3、アウトプットが1、これぐらいかな

 

YouTubeでの動画投稿もそうですが、

このブログも基本的には今までの経験から得た知識や情報を発信していく手段として活用していこうと思っております。

 

世間的には「ブログで稼ぐのは時代遅れだ」とか「ブログはすでにオワコン」と言われているようですが、

“とりあえずやってみよう精神”で始めることにしました。

 

私のことをご存じの方はわかるかと思いますが、

興味があることは自分でやってみないと気が済まない性格なもので

もしやってみて、結果的にブログがオワコンだったとしても、

その記事作りの考え方やスキルは必ず後につながると思っております。

 

先ほども書きましたが、このブログの目的としては、

主にYouTubeで投稿した内容を補完したり、

テキストの方が伝えやすいような内容はこのブログにしたためていこうと思っております。

 

また、何が何でも「記事を書かねば!」「動画を撮らねば!」と思っていると

当然ネタ切れを起こしてしまうと思いますので、これからも色々な情報をインプットして、

自分の中で消化して、アウトプットしていくようにしようと思います。

 

なので、更新頻度はそんなに高くはないかと思いますが、

あまり更新されてない時は「いまインプット中なんだ」と思っていただければと思います。

ということで、煎りたてハマ珈琲はこれからもどんどん成長していきますので、末永く見守っていただければと思います。

 

新しいブログの1回目の記事としては、このぐらいにさせていただこうと思います。

ご覧いただきありがとうございます。

 

煎りたてハマ珈琲 濵卓也