このページは、1㎏焙煎機[HCR-1000]についてよくいただく質問をまとめたページです。
各焙煎機に共通した質問はFAQ・お問い合わせフォームをご確認ください。


Q. 焙煎できる豆の量は最小・最大でどのくらいの量ですか?
A. 生豆時で最小約100g、最大約1,200gの焙煎を想定して設計しております。
  上下ともに多少増減した量の焙煎も可能かと思われますが、推奨はしておりません。


Q. 焙煎機のサイズや仕様を知りたいです。
A. サイズは設置図面にてご確認いただけます。

①1kg焙煎機[HCR-1000]設置図面(サイクロンを本体右側に設置)
1kg焙煎機[HCR-1000]設置図面(サイクロンを本体後方に設置)

仕様は以下となります。

形式 ・・・ ドラム回転型(半熱風式)
焙煎容量 ・・・ 1,200 g(生豆時最大)
熱源 ・・・ ガス(LPG・都市ガス)
主電源 ・・・ 100v 単相(家庭用電源)
焙煎ドラム駆動モーター ・・・ 15W
冷却用攪拌モーター ・・・ 6W
排気用ファン ・・・ INPUT 50W(50Hz),60W(60Hz)


Q. 焙煎機の付属品は何がありますか?
A. 1kg焙煎機HCR-1000には以下のものが含まれています。

・焙煎機本体
・キャスター台
・サイクロン
・冷却箱
・ガスコンロ
・フレキシブルアルミダクト75Φ×2本(冷却箱からダンパー、ダンパーからサイクロン)
・フレキシブルアルミダクト100Φ×1本(サイクロンから外)
・取扱説明書など書類3冊
・その他(バネ付き蝶番(予備)、2mm六角レンチ(菱フランジ形ユニット交換作業用))


Q. 焙煎機設置にあたり、なにか用意しておかないといけないものはありますか?
A. 焙煎に直接関係するものとして下記のものが挙げられます。

・家庭用電源100v
・ガス(LPガス・都市ガス)
・ガスホース(ホース内径9.5ミリのガス用ホース)ホームセンターなどで販売してます。
・換気扇
・排気ダクト用の穴

なお、焙煎に直接関係ありませんが火気を使用しますので消火器などもご用意ください。


Q. 屋外やキッチンカーなどガスがない環境で、カセットコンロを使用した焙煎は可能ですか?
A. 使用できる可能性はありますが、カセットボンベ自体が過熱してしまう可能性があるため推奨していません。

どうしてもカセットボンベを使用したい場合、LPガス機器でカセットガスボンベが使用できる『カセットガスアダプター』を使用する方法でご検討ください。
ゴムホースで接続し焙煎機本体と距離をとることで、カセットボンベの過熱を防ぐことができるかと思われます。

※ハマ珈琲ではカセットコンロの利用は推奨していません。


Q. 煙はどのくらい発生しますか?
A. 煙の出方は焙煎する量や焙煎度によって大きく変わりますので何とも言えませんが、一般的に焙煎度を深くした方が方が煙はたくさん出ます。
煙は2ハゼ以降に濃くなります。それまではほとんど出ません。
これは弊社焙煎機に限らず、どの焙煎機で焙煎しても同様です。


Q. 煙突(排気筒)は必ずつけないといけませんか?
A. 住宅が密集しているなど煙を分散させたい場合は排気筒を高く伸ばした方が良いですが、必ず付けないといけないわけではありません。
焙煎機の排気はサイクロンのブロワーにより強制的に排出されますので、ダクトを屋外に出しておけば焙煎できます。
排気筒を建物の高さより高く伸ばすと空気の流れが良い為、煙がよく拡散する傾向がありますが、長くなるとその分掃除の手間が増えてしまいます。

焙煎により発生する煙には油分や気化した珈琲豆成分の微粒子が含まれ、ダクトや排気筒内に付着します。
何度も焙煎をすると(煙の排出量に比例して)蓄積していき排気経路が狭まってしまうため定期的な掃除が必要です。(半年~年1回程度)
排気筒の長さを決める際は、メンテナンスのしやすさも考慮して長さを決めていただければと思います。
「必ずつけないといけない」と言う人もいますが、 ストーブなどの器具に用いる煙突と混同していると思われます。

(解説) 焙煎機の「煙突」、「排気筒」について 「煙突」と「排気筒」について明確な定義はありませんが、一般的には排気温度によって下記の通り区分します。
ストーブのように比較的高温の排気に用いられる排気設備を「煙突」、石油暖房機器などのように比較的低温の燃焼排ガスを排出するために用いられる排気設備を「排気筒」と呼びます。


Q. 壁を貫通させるところに、メガネ石などがいりますか?
A. 特にいりません。
建物の壁に排気温度の高い薪ストーブなどの煙突を貫通させるときは、メガネ石などを使用し断熱しなければ建材の炭化が起こり危険ですが、焙煎機の排気温度は約80℃以下と比較的低いため必要ありません。


Q. デジタル温度計を追加するメリットを教えてください。デメリットがあれば教えてください。
A. まず、アナログ温度計とデジタル温度計のそれぞれの役割と表示の仕方の違いについて説明いたします。

◆アナログ温度計の検温部は、焙煎ドラム内の珈琲豆があたりにくい場所にあるため「ドラム内の空間の温度」を表示します。
◆デジタル温度計の検温部は、珈琲豆にあたる場所に固定しているため「豆の表面温度に近い温度」を表示します。

珈琲豆の焙煎は空間の温度を上げることにより間接的に豆の温度を上げていきますので、空間の温度を把握することは焙煎の再現性を高める上で重要であるという認識のもと、アナログ温度計は標準装備としております。
デジタル温度計は、豆の表面温度(に近い温度)がリアルタイムで表示されるので、焙煎の目安にしやすいですが、必ずしもデジタル温度計がないと焙煎ができないかというとそういうわけではないので(また若干高価な為)標準装備にはしておりません。
また、アラーム機能があり(設定温度に達するとアラームがなり)予熱時や焙煎中の過熱事故を防ぐことができます。
別売のケーブルをつなげばUSBポートを有したPCと接続してモニタリングやデータの保存をすることもできます。

そういったことからデジタル温度計を装着するメリットを挙げるとすれば、以下になります。
◆豆温度の管理
◆アラームによる異常温度の検知
◆デジタル情報の外部出力(ケーブル別売)

デメリットとしては特に思い当たりませんが、デジタル温度計を装着した場合、もしかすると慣れないうちは2つの温度計(アナログ温度計とデジタル温度計)の表示の違いに惑わされるということがあるかもしれません。
これはそれぞれの温度計の感温部の被覆の厚みに違いがあることや、アナログとデジタルの反応速度の差によって起こるものです。

温度に関する情報が多いことはメリットにもなりますが、逆にデジタル表示された“数字”に意識が行きやすく、一番重要である豆の様子を“よく観察すること”がおろそかになってしまう可能性があります。


A. モーターから「ジリジリ、ジージー…」という異音がします。何か対策はありますか?
Q. 
これは“バックラッシ”といってギアボックス内の“わずかな隙間(あそび)”による機械音のため、特に異常はございません。ご安心ください。
特に新しい時はグリスが硬いからか音が大きく聞こえる傾向にあります。


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