◆半熱風式とは、、、
ドラムの側面に穴が開いていない鉄板を使用し、焙煎中の豆に直接炎があたらない構造をしております。

コンロなどの熱源によってドラムの周囲の空気が加熱され、ドラム本体を加熱して、豆に熱を伝えます。
熱源の熱風がドラム内に直接入ってくるわけではないので、温度の上昇下降が緩やかです。

奥(底)の面にパンチ穴が開いた板を使用していますので、ダンパーをあけるとドラム内の空気が排出されパンチ穴のあいた奥の面から空気(熱気)が入ります。

少しダンパーをあけ(排気をす)ればパンチ穴のあいた奥の面から空気(熱気)が入りドラム内が加熱されますが、排気しすぎるとドラム内の熱気が排出されて熱くない外気も入ってきてドラム内の温度は下がります。


◆直火式とは、
ドラム側面の板に、パンチ穴があいた板を使用しております。
コンロなどの炎の熱が直接ドラム内(豆)にあたる構造をしております。
そのため、温度の上昇下降がはやくなります。
火力の調整やダンパー操作を少し行うだけで温度が上がったり下がったりします。




煎りたてハマ珈琲では、半熱風式をお勧めしております。
現在は半熱風式のみ製作しております。
以前は直火式も作ってましたが、現在は受け付けておりません。

その理由はチャフが落ちにくいからです。
直火式は、シリンダー(焙煎ドラム)にパンチ穴が開いてますから、ぱらぱらとチャフが落ちてきてコンロの上に降り積もってチラチラ燃えます。
それに比べ、半熱風はシリンダーと前面の板との間から落ちてくる程度です。
たくさん焙煎するとそれなりにチャフもたくさん落ちてきますので、まめに掃除をしないと火がついてしまいますが、チャフは一か所に溜まりますので掃除も楽です。

技術的なことで言いますと、
直火式は、温度の上昇下降がダイレクトに伝わりますので、操作も細かい調整が必要になってきます。
半熱風は、温度の上昇下降が緩やかなので、焙煎のコントロールがしやすいという感じですが、どちらも慣れれば同じように操作ができます。

味覚的には、同じ時間・同じ排気など、ほぼ同じ条件で焙煎が出来れば味は大きく変わりません。


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